飛鳥山大茶会2026
2026年11月3日(火・祝)の文化の日、飛鳥山公園内の旧渋沢栄一邸跡地および茶室跡地周辺にて「飛鳥山大茶会2026」が開催されます。
近代日本経済の父・渋沢栄一がかつて国内外の賓客をもてなした歴史の舞台で、本格的なお茶の文化、秋空に響く雅な龍笛(りゅうてき)の音色、邸宅の歴史を伝える精巧な模型展示に触れられる秋の一大文化イベントです。
会場エリア内は見学自由となっており、事前予約の茶席券をお持ちでない方でも、ワンコイン(500円)の当日茶道体験や伝統音楽の鑑賞、散策を気軽に楽しめます。
開催概要一覧
| 項目 | 詳細内容 |
| イベント名 | 飛鳥山大茶会2026 |
| 開催日 | 2026年11月3日(火・祝・文化の日) |
| 開催時間 | 10:00 〜 15:00 |
| 会場 | 旧渋沢栄一邸跡地・無心庵跡周辺(飛鳥山公園内 / 東京都北区王子1-1-3) |
| 入場料 | 敷地内見学自由(無料) |
| 体験料金 | 当日茶道体験:1名 500円(当日受付枠あり) / 本格茶席:事前予約制(※受付終了・満席) |
| 主な催し | 本格茶席、当日参加型茶道体験、龍笛生演奏、旧渋沢邸模型展示、跡地庭園散策 |
| 同時開催 | 王子飛鳥山芸術祭2026(旧渋沢庭園)、星空シアター2026(芝生広場)、紙の博物館特別企画 |
会場の歴史的背景:渋沢栄一と茶室「無心庵」
飛鳥山大茶会が開催される「旧渋沢栄一邸跡地」は、明治34年(1901年)から昭和6年(1931年)に亡くなるまで渋沢栄一が本邸として過ごした「曖依村荘(あいいそんそう)」の跡地です。
- 茶室「無心庵」の史実 無心庵は、明治時代末期に渋沢邸内に建てられた風情ある茶室でした。国内外の政財界の要人を招いて茶会を開き、民間の親善外交や文化交流の場として重用されました。 当時の茶室建築そのものは惜しくも太平洋戦争の空襲で焼失しており、現在は基礎や庭園の風情を伝える「無心庵跡」として保存されています。
- 飛鳥山大茶会の開催スタイル 本イベントは現存する屋内茶室に入るのではなく、この歴史的な「無心庵跡」や邸宅跡地の豊かな緑の中に、野点傘(のだてがさ)や腰掛け、特設スペースを設けた開放的な「野点(のだて)形式」を中心に実施されます。秋の木漏れ日の中で、歴史の息吹を感じながら一服のお茶を味わえる特別な空間構成となっています。
主要プログラムの詳細解説
- 茶席および当日参加型茶道体験 格式ある茶の湯の世界に触れられる2つの参加枠が用意されています。
- 本格茶席(事前予約制・現在満席) 歴史ある茶室跡地の雰囲気を活かした特設席にて、熟練の点前(てまえ)により点てられたお抹茶と本格的な主菓子を堪能する席です。事前の予約受付にて定員に達しており、現在は満席となっています。
- 当日参加型 茶道体験席(1名 500円・当日券あり) 「予約をしていないけれどお茶を楽しみたい」「子どもに日本の伝統文化を体験させたい」という来場者向けに、ワンコイン(500円)で参加できる体験コーナーです。 堅苦しい作法を知らなくても、講師からお茶碗の持ち方やいただき方の手ほどきを優しく受けながら、点てたてのお抹茶と季節の和菓子を味わえます。 ※当日券は用意されていますが、席数や時間ごとの定員が限られているため、開場直後の午前中に当日受付ブースへ向かい、整理券または体験枠を確保しておくことが推奨されます。
- 龍笛(りゅうてき)生演奏パフォーマンス 庭園の静けさの中に、日本古来の雅楽で用いられる横笛「龍笛」の力強く澄み渡る生演奏が響き渡ります。
- 龍笛の魅力:竹の管に7つの指穴を持つ龍笛は、「天を翔ける龍の鳴き声」に例えられる高らかで豊かな倍音を含んだ音色が特徴です。
- 鑑賞のポイント:野外の開放的な木々の間を吹き抜ける風とともに、スピーカーを通さない生音の響きを間近で体感できます。お茶を待つ間や庭園を散策する足をとめて、幽玄な古典の響きに浸ることができます。
- 旧渋沢邸(曖依村荘)の精巧な模型展示 かつて飛鳥山の地に広がっていた渋沢栄一邸の壮大な敷地全貌や、焼失した日本館・茶室などの建物の佇まいを精巧に復元した建築模型が展示されます。
- 展示の見どころ:現在の公園内の地形や現存する国指定重要文化財(晩香廬・青淵文庫)の位置関係と見比べながら、「ここに本館があったのか」「この位置でお客様を迎えていたのか」と、歴史の立体的なパノラマを視覚的に学ぶことができます。
- 敷地内の自由見学・歴史散策 茶席や体験に参加されない方でも、会場エリアへの立ち入りや見学は完全無料です。 歴史的な敷地の案内板や庭石、樹齢を重ねた樹木を巡りながら、秋の穏やかなひとときを過ごせます。
初心者でも安心!茶道体験のワンポイントマナー
茶道体験(500円)は初心者大歓迎のカジュアルな席ですが、以下の簡単なポイントを押さえておくとよりスマートに楽しめます。
- お菓子を先にいただく:お抹茶が出される前に季節の和菓子が運ばれます。添えられている菓子楊枝を使い、お茶を飲む前にすべて美味しくいただくのが基本の流れです。
- 正面を避けて飲む:お茶碗が手元に届いたら、右手で取り上げ、左手の手のひらにのせます。お茶碗の正面(最も美しい絵柄がある部分)に直接口をつけないよう、時計回りに2回ほど軽く回してからいただきます。
- 飲み終えたら音を立てて吸い切る:最後の一口を「スッ」と音を立てて吸い切るのが、「美味しくすべていただきました」という亭主への合図(吸いきり)となります。
- お茶碗を拝見する:飲み終えたら、お茶碗を低い位置で両手で持ち、絵柄や手触りをじっくり眺めて鑑賞します。
おすすめの1日周遊モデルプラン
文化の日の飛鳥山公園は、「飛鳥山大茶会」「王子飛鳥山芸術祭」「星空シアター」が同時進行しています。効率よく満喫するためのタイムテーブル例です。
| 時間 | エリア・行動内容 |
| 10:00 | 【旧渋沢邸跡地】大茶会が開幕。真っ先に「茶道体験(500円)」の当日券受付へ向かい、希望時間の枠を確保。 |
| 10:15 | 【旧渋沢庭園・渋沢通り】すぐ隣の旧渋沢庭園から10時過ぎに出発する「本物の馬車」を見学。渋沢通りを走る姿を撮影。 |
| 10:45 | 【旧渋沢邸跡地】大茶会会場へ戻り、旧渋沢邸の「精巧な模型展示」を見学。敷地内に響く「龍笛生演奏」を鑑賞。 |
| 11:15 | 【旧渋沢邸跡地】確保した時間枠で「茶道体験」に参加。点てたてのお抹茶と季節の和菓子を堪能。 |
| 12:00 | 【旧渋沢庭園】「王子飛鳥山芸術祭」のキッチンカーエリアでランチを調達。重要文化財の晩香廬や青淵文庫の外観を眺めながら休憩。 |
| 13:00 | 【旧渋沢庭園】「アートな森の音楽会」でクラリネットや金管五重奏の演奏を鑑賞。北区伝統工芸職人による東京仏壇・陶芸・銀細工の実演・体験ブースを見学。 |
| 14:00 | 【芝生広場・紙の博物館】エプロンマーク前の芝生広場で開催中の「星空シアター(昼の部)」のキッズ体験や音楽に立ち寄る。または「紙の博物館」の記念講演会へ。 |
| 15:00 | 大茶会・芸術祭が終了。夜まで滞在する場合は、日没後の星空シアター野外映画『野生の島のロズ』上映へ。 |
来場時の持ち物・服装ガイド
- 白系・無地の靴下(または替えの靴下) 茶席の設えによって敷物の上や板の間に上がる場合があります。足元を清潔に保つため、ストッキングの方も白い靴下を一足バッグに忍ばせておくと礼儀にかなって安心です。
- 脱ぎ履きしやすい靴 園内は土や飛び石、砂利道があるため、歩きやすく、かつ脱ぎ履きがスムーズな靴が適しています。
- 500円玉や千円札(小銭の準備) 茶道体験の当日券(500円)の会計を素早く済ませられるよう、小銭をあらかじめ用意しておくと混雑時もスムーズです。
- 寒暖差に対応できる上着 11月上旬の野外席は、日陰に入ると冷え込むことがあります。薄手のショールや脱ぎ着しやすいカーディガン、ジャケットがあると快適に過ごせます。
- 貴金属・アクセサリーの配慮 お茶碗を傷つけるのを防ぐため、体験の直前には大きな指輪や手首のブレスレットを外しておくのがマナーです。
アクセス・交通案内
- 電車でのアクセス JR京浜東北線「王子駅」南口改札より徒歩約5分 東京メトロ南北線「西ケ原駅」2番出口より徒歩約7分 東京メトロ南北線「王子駅」1番出口より徒歩約7分 都電荒川線(東京さくらトラム)「飛鳥山停留場」より徒歩約4分
- 公共交通機関利用のお願い 飛鳥山公園の駐車場は台数が限られており、当日は複数の大型イベントが重なるため、午前中の早い段階で満車となる見込みです。近隣のコインパーキングも混雑が予想されるため、JR・地下鉄・都電などの公共交通機関のご利用を強くおすすめします。

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